羽生 崇一郎 Soichiro Hanyu

エムスリーキャリア株式会社 代表取締役

兵庫県出身。大学院で環境心理学を学んだ後、ITコンサルタントとして4年間勤務。2008年エス・エム・エスに入社し、エムスリーキャリアの創業と同時に転籍。2015年から代表取締役。プライベートでは、2007年からフルマラソンを始め、自己ベストは2時間47分。2013年からはトライアスロンを始め、2017年11月にはアイアンマン世界選手権の出場権を獲得。

「挑戦」「仲間」「世の中に役立ったと実感できる」が整っている環境

多くの人にとって、仕事や職場を選ぶ基準は単に給料だけではないと思います(もちろん、それはとても大事なことですが)。私の場合は3つあって、「新しい挑戦の機会が多いこと」と、「価値観が近く、切磋琢磨できる仲間がいること」、そして「世の中に役立ったと実感できる事業であること」を大事にしてきました。

最近は、それらに加えて「家族との時間を確保すること」と、「朝昼晩のトライアスロンの練習時間を確保すること」も大事にしています。そんな私が感じているエムスリーキャリア株式会社(以下、M3C)の魅力について紹介させていただきます。

私は、新卒で2004年にITコンサルティング会社に入社し、同期だった後藤さん(現エス・エム・エス株式会社[以下、SMS]代表取締役)に誘われて、2008年にSMSに入社しました。東証マザーズ上場直後だった当時のSMSは変化が激しく、私にとっては新しい挑戦の連続で、その中のひとつがM3Cの設立でした。

新しく始まって間もない薬剤師人材紹介部門の責任者として、部署ごと新会社に移籍することになり、そのおかげで会社の設立準備や新しい仕組みづくり、人材の採用まで幅広く経験できました。特に最初の2年間は、入社した100名以上の社員のうち、5割以上の最終面接を担当することで、価値観が近く、切磋琢磨できる仲間と一緒に会社を成長させる機会に恵まれました。そして、それが今でも続いています。

国の医療提供体制づくりに貢献する

2011年度からは医師向けの事業部門を担当し、2015年に代表に就任しました。

会社設立当初は、組織がまだ小さく、いかに事業を成長させて生き残るかを中心に考えていました。そんな中、多くの医療従事者や医療機関の方々とお会いし、また、医療政策や医療機関の経営を学ぶ中で、私たちの事業が「日本の医療提供体制づくりを支援する事業である」と考えるようになりました。

というのも、日本には公的な医療保険制度が存在し、政府が2年に一度、将来を見据えて診療報酬を変えたり、地域医療構想を策定することで、現在の医療提供体制を将来のあるべき姿に近づけています。そして今は、団塊の世代が後期高齢者である75歳を迎える2025年に向けて、日本の医療提供体制を変えようとしている真っ最中であり、多くの医療機関がその体制変革に取り組んでいます。

M3Cは、医療従事者の方々に対してより活躍できる機会を提供することや、医療機関の採用課題の解決を通じて、将来のあるべき姿への変化を支援しています。そして、それらを積み重ねることで、日本の医療提供体制づくりにつながっていくと考えています。

また、医師・薬剤師の人材サービスを成長させる過程で、医療機関の経営支援領域でもさまざまな事業機会を発見し、開発してきました。たとえば、病院経営を支える事務部門の人材紹介や、病院の病床再編や稼働率向上の支援、人事・組織コンサルティング、採用プロセス管理用のウェブサービス、在宅クリニックの集患支援や薬局の承継支援などです。

そして、これらの活動を日本以外にも展開したいと考えています。特に、経済発展が著しいアジア諸国は、10年から20年後には、現在の日本と同程度まで高齢化が進むと予測されています。経済発展と高齢化は医療需要を高め、その結果、医療従事者の需給ギャップも高まるはずです。もちろん日本と同じモデルがそのまま通用するわけではありませんが、高齢化によるさまざまな課題の先進国である日本での事業経験を活かさない手はありません。

「世の中に役立ったと実感」しながら、新しい挑戦をし続けたい方にとって、M3Cは適した環境です。そのような環境を求める方と、一緒に切磋琢磨しながら、日本やアジア諸国の医療提供体制づくりに貢献していきたいと思っています。